マイ・マザーのハルのレビュー・感想・評価

２回め　通常の物語の進行と、何度も差し込まれる無機物を写しただけのごく短いショットやホームビデオのような追憶のシーン、最後の岩場のシーンまで全て、私たちは一直線の時間の上の出来事に勝手に変換していたけど、そうではないかもしれない、という論考を読んで死にそうになった　
「映画という媒体に内在すると同時に、映画の物語を強力に支配してきた時間的な不可逆性への挑戦だったのではないか」(菅野優香/ユリイカ)