ハムレットをした時期にした中国愛憎時代劇
ヘビーな作品だった
グリーンディスティニーや英雄からの武侠映画ブームの流れに乗った作品なので、纏う雰囲気はどこかアーティスティック
それに加えてシェイクスピアのハムレットのエッセンスも入っているので格式高い感じがした
ストーリーの本筋自体は重いんだけど、面白い
特にラストの夜宴で起こる悲劇は目を背けたくなる反面惹きつけられるものがあった
でもちょっと映画自体の展開の数に対して尺が長い
踊りや歌のシーンなどが挟まれるので長くはなってしまうとは思うんだけど、もうちょっと刈り込んで欲しかったというのが正直なところではあった
アクションシーンは袁家班なのでバッチリ
高級感を感じさせつつ、見応えのある剣戟が展開されていて流石の手腕
いわゆるアクション俳優は出ていないのにも関わらずこの見応えはマトリックスを成功させただけはあるなと思った(エグゼクティブプロデューサーに袁和平がいるのもあるのかな？
残念なところと言えば終盤のアクションのボリュームの少なさ！
これだったらもっとボリュームを増やすか無くすかのどっちかにした方が良かった気はした
気になる部分はあったけど、個人的には割と楽しめた作品だった
それにしてもチャンツィイーの貫禄よ…
