きりん

モーリスのきりんのネタバレレビュー・内容・結末

モーリス(1987年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


「子供を持つことは最大の幸せなのだ」
子供を産むことが幸せなの?
嫌ですねぇー、この「前提的な成長」

モーリス「言葉より行動が重要だ」

クライヴが「彼(リズリー)は危険な男だ」って言ってたのって後に響いてくる同性愛イコールバレたらどんなことが起こるかわからないゆえの危険だよの比喩よな。
毒に当てられるぞっていうセリフも同じ。

ピアノしてる時距離ちっか!
じゃれあうな!やっば!距離ちっか!

うわー、読書会のとき「同性愛」を翻訳せず飛ばせって言ったー!やばやばやば、ギリシャの悪習ってなんやねん。

礼拝の途中で呼び出す・教会を拒む→神に背き自分の道を進むの比喩。最初からクライヴ、モーリス、リズリーは同性愛に寛容的で肯定的であった。自覚がないだけでそうだった。

距離近いな…。ここらへんで話の大体が分かってくる。
うわー!ハグした!友達として?どんな感情として?それを受け入れるモーリス。告白は受け入れなかったけど。

うわー!告白しはった!クライヴ!クライヴくん!モーリスは「男」として育てられたからその場で何も答えることは出来なかったし「正常」は反応をしてしまったが、クライヴは自分の心を理解したのでモーリス告白したんよな。
意識しまくりやねん、なんやねん!

両思いやんけ!
好きって言ったのに!ここあれか!討論会で「言葉より行動」って言ったから好きだって言ったあとキスしたんか!なるほど!
あーー!!!夜、クライヴの部屋に忍び込んでキスするの、後のアレックと同じ構図やん。好きだからこそ忍び込んでキスする人間の気持ちが分かるからこそモーリスはアレックスを自分自身だと重ねて愛しちゃったんかな。

罪なんなね、この時代は。やだやだ。
あー!!!キスした!!!
えー、寝る前にちゅってすんの良いー、

ピクニックいいなあ、ピクニックに乳くりあう2人。愛と性は同じじゃないの?
え!?授業サボっただで停学処分!?えーん、離れ離れになるの早すぎやろ

家にお招き?!展開早すぎる!
互いが互いのこと見てるーー!!
クライヴに好きな人いるの?彼女は?って聞かれた時の愛想笑いすモーリスなんか悲しそう。
隙あらば抱きついてキスするし、人が通ったらスっと離れて何事もないように振る舞う。嘘つきな人生だ。

モーリス髭生やしてるー!!!!
お父様に似てるって言われたから生やしたんや!

ぎゃー!!バーで騎兵隊のお兄ちゃんとキスしてたのリズリーじゃん!えー、嵌められたんやね…。可哀想に…。一種の魔女狩りやん。
この時代って同性愛が罪なの?リズリー子爵、ただキスしただけなのに風俗壊乱罪で逮捕ってなにそれ…厳しすぎやろ、モーリスとクライヴの立場のやばさたるや。
本来ならむち打ち…?懲役6ヶ月…。
「生涯をかけてこの罪を償うのだ」っていう裁判官の言葉が同時の同性愛の偏見をギュッと濃縮されている。その新聞記事興味津々やん。いつ自分たちも捕まるかわかんねーからね。

うわーん、追い詰められてるクライヴ…。自分も同じ立場になるかもしれないからな、いつかバレたら同じ目に会うかもしれない。
モーリス母、キスしたこと黙ってくれるかなあ。

交友関係続けてる…。周囲を騙し続けて…。
ギリシャ一人で行ったんやクライヴ。
次はギリシャ行こうね、2人でね…。

久しぶりに会ってそうそう抱きしめるモーリス(性的な触れ合いをしたい。)と、同性愛者がこの世でどんな罰が待ってるか知ったクライヴ。
あーあーあーあ、すれ違い。
「富も名誉も家族も無くなる」
「その先に待ってるのは破滅だ」「これが僕らの結末か」
愛しているからこそバレてしまった時に待ち構えてる境遇を味合わせたくないのよ。

ヒゲ剃ってる…まるで失恋した乙女が髪をバサりと切るように。そしてモーリスに変わりクライヴが髭を生やしてる…。なにその対比。
「愛し合って結婚するのはいい事だ」呪いのような言葉だね

すごく一方的じゃん!クライヴ、仲介人頼むなんて酷いよ。お前から好きって言ったのに!プラトニックな関係を続けたい?!は?!まあ別に性愛含まない愛もあるけど…。ここが価値観のズレだわな。

ちんこ診察すんの…?
オスカーワイルドもゲイやったん?
ゲイだと知った途端口調荒くなる医師なんなん。「病気なら治してください」治らないんだよ、汚らわしいとか言うなよ……ううー、クライヴは結婚するし…1人残されるモーリスだし…。

クライヴ、妻ともセックスしなさそう。ベッドの上でキスしたら不満そうな顔する妻よ。

スラダー段々近づいてくる…おもしれー男って思われてるのに気付いてないモーリス。人の好意には疎いモーリス。

なんで!?モーリスはクライヴのことが好きなのになんでスラだーと寝たんだ!?愛を埋めるなら誰でもいいのか?漬け込んでくるな、その心の隙間に入り込んでくるな。

ずっと触れたかった、触れて欲しかった。だけど触れてくれたのはクライヴとは全く違う人で。
スラダーに目移りしたの?
やめなさい、やめなさい、、、

「モーリス」と呼んで欲しいモーリス。一方的なそれはいつしかのクライヴと重なって見える。

はあああなるほどなぁここクライヴが「破滅だよ、お互いにとって」って言うセリフ、モーリスがクライヴにした別れ際のセリフまんまやん。

残ってくれと言ったモーリスの言葉を信じて従ったアレック。家族をも捨ててモーリスを選んだアレック。その覚悟を受けたからこそモーリスはクライヴではなくアレックについて行った。


幻想のモーリスに
「来いよ」
と手招きさているのを窓越しに見つめるクライヴ。それを後ろから抱きしめた妻。決してモーリス側に行くことはなく(ゲイの自覚を持ったまま生きることはなく否定したまま)そして物語は終わる。

モヤモヤする…モーリス的には「自分を認めてくれる人」が出てきて否定されない人に出会えて良かったね…だけどクライヴは?クライヴは先に手を離したからダメです。モーリスは絶対一生自分のこと好きなんだろって言う慢心がおったからクライヴはダメです。
きりん

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