いかえもん

ドラキュラのいかえもんのレビュー・感想・評価

ドラキュラ(1992年製作の映画)
3.3
昔に見たのがamazonプライムにあったので、久々に鑑賞。これ、非常に豪華メンバーな映画ですねぇ。

1992年の映画なので、CGとかはほとんどなくて、背景とかも昔ながら感があるんですが、それがまたおとぎ話な感じがして私は好きです。衣装もセットも素敵です。
影を使って見せる演出も面白くて好きですねえ。
しかし、結構血も出るし、首スパーン!って切り落とすとか、なかなかのスプラッターぶりだし、地獄のお姉さま方をはじめとする女性陣がやたらめったらセクシー。

ホラーとコメディーは表裏一体と感じることが多いんですけど、この映画もそのギリギリの線を感じます。ところどころ笑うとこではないのに笑ってしまうということがありました。
ゲイリー扮するドラキュラ伯爵、なにげにスターウォーズのパルパティーンな雰囲気で、滑るように動いて来るとことか、アンソニーホプキンス演じるヴァン・ヘルシングがウィノナを守るはずで来たのに、その色気に簡単にめろめろになったり、ウィノナがドラキュラ伯爵を守るために嵐を呼ぼうとしてるのを、アンソニーホプキンスは下でぼーっと見てるとか。何とかせんでええんかいっ!と突っ込んでしまいました。
私は気が付いたらキアヌに肩入れして見ていたみたいで、キアヌは顔若いけど、地獄のお姉さま方におもちゃにされて、白髪になってしまい、嫁はゲイリーに取られ、なんだかかわいそうって思いました。

それと、全体を流れるこの映画の雰囲気、何かの映画に似てると思ったら、「狼の血族」って映画だと気が付いて懐かしく思いました。