最初の部屋の中のシーンに総てが揃っている
総ての玩具が写っている
アリスが遊んでいるところを思考込みで映像化したような
終始起こる現象に対して、アリスは常によそ者であるのが切ないような安心なような
あくまで日常を過ごしている玩具たちの世界にアリスがお宅訪問したような感じというか
玩具の質感も、いかにも長い間遊んで手あかが付きました、という風な汚れ具合がなんともリアル
お茶会のシークエンスが最高に狂ってる
訳のわからない儀式を行うために用意された、異常にシステマチックな装置のような
しかも最終的には元に戻る、閉じた世界
哲学的な悪夢を詰め込んだような映画だった
素晴らしい