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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのaのレビュー・感想・評価

4.1
実在する人物、フランク・アバグネイルさんの自伝小説を脚色し映像化したもの。

元々は普通の家庭に生まれ、普通に育ったフランク。
しかし、父の経済状況が悪化し、両親が離婚したのをきっかけに少しずつ歯車が狂い始めていく。
離婚のショックで16歳という若さで家を飛び出し、初めは少額の小切手詐欺だったが少しずつエスカレートしていき、最終的には職業、名前、全て異なる詐欺師へと変わっていってしまう。

こういう犯罪ものは、殺人とか銃撃とかがわりとつきものだったりするけど、この映画には一切ありません。子供が構って欲しくて世界を巻き込んで壮大な鬼ごっこをしているような感じ。

やっていることはタチ悪いし、凶悪な犯罪者なんだけど、ただ純粋にお金さえ手に入れば元の家族に戻れると思っているフランクは、どんなに外見を繕っても中身はただの子供。そういう部分が上手く表現できてて、さすがレオ様でした。
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