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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのRのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

最初は生きるために始めた犯罪。
でもすぐにみんなが肩書きや地位でしか人を判断してくれないと分かる。
嘘で固めた人生なんて、本当に信頼できる人には出会えなくてみんな上辺で、どんどん深みにはまって抜け出せなくて、誰かに助けを求めるようになる
離婚した両親が今でもやり直せると夢見てしまうくらいまだまだ子供で、婚約した女が素直に付いてきてくれると信じてしまうくらい子供で、本来の自分をちゃんと見てほしくて…誰かに自分自身を見てほしくて必死で

トムハンクスはあくまで捕まえるために彼を調べ上げて追って、でも自分のことをずっと見ていてくれたのは彼だと思うと少しずつ改心したくなっていったんだろうな。

手を差し伸べてあげる人は家族でなくてもどんな立場の人間でも良くて、信じてあげる、受け入れて認める、そうやって大切に扱って

誰かと向き合うってすごく難しいことで、でも悩んでいる人って向き合ってあげないと前に進めなくて、トムハンクスに向き合ってもらうことで、離婚した日から止まってた彼の人生がまた動き出せたんだなって思う。
そして、そういう存在を一生大切にしていかなきゃいけない。自分をちゃんと見てくれる人なんてそうそういないから。



犯罪だけど、きっとずっと苦しかっただろうなって思った。
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