このレビューはネタバレを含みます
実話ベースのお話です。事実は小説よりも奇なり。
結局、主人公は父親が死ぬまで子供だったって事でところが良かったです。お金を(詐欺で)稼げば離れ離れになった家族ともう一度暮らせたり、幸せな結婚生活が歩めると思っている。しかし逮捕され、最後には成長して自分の特技を生かした仕事に就く。いい話でした。
ただ犯罪を犯してそんな自分に酔う話というより、冒険譚のように(どこか喜劇のように)物語が進行していくのがよかった。
父親役の人の演技がとても上手かったように思えました。
クリスマスの度に、自分を追いかける刑事と話してしまうのは自信の表れではなくて、虚栄心を満たして寂しさを埋めようとしているというところが子供らしくて、やっている犯罪のスケールとチグハグなところがくすぐったかったです。