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駄々っ子社長のseapony3000のレビュー・感想・評価

駄々っ子社長(1956年製作の映画)
5.0
3年で先代から引き継いだ会社を潰した大木実ぼっちゃまが、甥の厳しい計らいで某社の小遣いサンから出直し。初日から空気読めない実。スーツで小遣いが務まるか、と先輩小遣いの坂本武が貸してくれた作業着がパツパツの実。余計に顔のデカさが際立つ。詐欺事件巡って助太刀する芸者の関千恵子がすんごいイイ。2人が落ち合うオープンエアのカフェは飯田橋のカナルカフェか?フルーツパフェ美味しそー。そしてセキチエは甥の加東大介とイイ仲でもあり。研究者の片山明彦がやなヤツかと思いきや大学柔道で意気投合。某社の社長娘のエリザベスこと藤乃高子と実のツンケンしたやりとりがテンポよいし、失恋→身をひき応援、の番匠パターンはもうここからはじまっていて胸がいっぱいになった。実もエリザベスも少しだけ変わっていく過程。土手でのラストシーンはのちの花嫁シリーズ関連のベースになっているのもまた感慨深い。粂子も小山明子もお茶淹れてます。実の飼ってる白い仔犬可愛い〜し。最高だよ〜駄々っ子社長。
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