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宗方姉妹のkumatoraのレビュー・感想・評価

宗方姉妹(1950年製作の映画)
3.8
昨日見た「山の音」と同じく暗い…そしてラスト余韻を残して終わろうとするが、この先どうしたって暗雲は晴れないよなとしか思えず何とも言えない感情になった

何度か繰り返される「新しいってことはいつまでたっても古くならないってこと」という台詞は小津作品そのもののように思えたけど、この作品自体はあまり小津っぽくなかった。
椿の花が苔に落ちて…の会話は好きだけど

高峰秀子が奔放な女性を演じててとても新鮮に感じた。一人で劇場演じるところ可愛すぎて…が後半少しくどかったので成瀬作品の方が彼女は輝く感じがしました。

「山の音」で親子役だった上原謙と山村聰が出てきた上にキャラ付けが入れ替わってて大いに脳がバグった
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