二階の他人のJimmyのレビュー・感想・評価

東京に一戸建てを建てた若夫婦が、生活のたしに、二階を他人に間貸しする。
当時の昭和３０年代では結構、こうした文化があったらしい。
（成瀬巳喜男監督作品でも、似たようなシチュエーションが散見される。）

しかし、この若夫婦は、二階に住まわせた賃借人に恵まれず、「借家代踏み倒しの常習犯」だったり、「会社の大金持ち逃げ犯人」だったりする。

それでも、希望を持って生きようとする二人の姿は、後年の山田洋次監督作品に通じる感じはする。

まぁまぁ楽しめる映画だった。