このレビューはネタバレを含みます
劇場でも味わいたくて鑑賞🙂
何度観ても緊張感のある名作です。
純白のアイドル業から、
一糸纏わぬ女優業に転身して、
葛藤し追い詰められていく未麻。
公式解釈違いにブチギレのルミとオタクの凶行と、
心的外傷で幻想に取り憑かれた少女が殺人犯となる出演作の板挟みにより、
未麻はどれが自分なのか見失ってしまいます。
各々の不協和音が奇跡的に最悪の協奏曲に…
現実からブレブレな人々が物語を進めるし
シーンの繋ぎ方が絶妙に曖昧なので
どれが現実なのか?
誰の願望なのか?
本当に私の主観なのか?
未麻へ激しく感情移入しちゃいます。
「あなた誰なの?」と言う言葉が
誰に向けた言葉なのか分からなくなっていくのが楽しかったです。