ニャントラ

パーフェクトブルーのニャントラのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

前見たけどあまりハマらなかったような気がしつつ、リバイバルするというので映画館に観に行った。いや〜……未麻が壊れていく様が怖すぎる。レイプシーンもヘアヌード撮影もほんとしんどくて見てられなかった(あまりの絶望の表情に「騙されて本当にされてんのかな」とすら思ったけど、それくらいしんどい思いをしていたということだと思う)。あとキモいオタクの解像度が高い……顔も含めてああいうオタクいるような気がする。案外声高くてびっくりしたけど。
しかしルミちゃんが黒幕だったとは。確かにあまりにも心配してなさすぎる気はしたけど……(というか未麻あんなにおかしくなってるのにみんな働かせすぎだろ)。未麻に自己投影しすぎて自分の理想からかけ離れていくのが許せなかったんだね。「連続殺人はルミがやった」って書かれてる考察サイトもあったけど、自分はミーマニアをメールで上手に動かしてやらせたんだと思った。何が嘘で何が本当か?色々と難解だけど、観客も未麻と一緒に混乱するのが目的(?)の演出だろうから、まあ細かいことはあまり気にしなくていいのだと思う。しかし未麻が壊れていく様は本当に痛々しい。し、アイドル仲間が陰口叩いてるのもなんか"女"って感じで辛い。
途中かなり苦しくて心臓バクバクだったし終わった後かなりダウナーだった。パプリカの方が好きかな……(これも面白いんだけど、つらすぎる)
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