このスタッフは、キーラナイトレイの撮り方を知り尽くしている
「プライドと偏見」に引き続いてのジョーライト監督×キーラナイトレイの組み合わせ
実はプライド〜とこれの間に、キーラ主演のアンナカレーニナを観ている(どんだけキーラ好きやねん)
残念ながらそこでののキーラは物足りなかった
詳しくはアンナカレーニナのレビューで書くけど、要求される役にハマりきれてなかった
だからこそ、「つぐない」のキーラをみてすごい!と感動した
今回の彼女は気丈なお嬢様で、笑う場面より怒っている場面が多い
イライラしたり
不安で張り裂けそうになったり
笑顔でごまかされないキーラの複雑な表情を実に美しく撮っている
引き出している、と言っていい
映画自体は、出だしは雰囲気もテンポもいいのに途中から中だるみがして、テーマもちょっとぼやけた感じになってくる
あることからロビーが兵役につくのだが、戦場での場面がやたらと長いのだ
浜辺での5分近い?長廻しとか、趣味にしか思えない
観終わってそれなりの感嘆はあるし、タイプライターを効果音に使うとか面白いけど、映画全体としてすごくよかったとは言いがたい