妹の嫉妬心が、姉とその恋人の人生を狂わせる───
この物語の主人公はシアーシャちゃん演じる妹:ブライオニー。
幼い恋心が恋愛対象人物の人生を狂わせる物語で思い出したのが、私の好きな作品でもあるマッツミケルセン主演の『偽りなき者』。冤罪に苦しむ主人公の気持ちが痛いほどに伝わってきて心を掻き乱される。
一方『つぐない』での主人公は冤罪の発言をしてしまった側、しかも事件の加害者でも被害者でもない。
今作の主人公がジェームズマカヴォイ演じるロビーだったならもっと感情移入できたのかなって思う。狙ってなのかどうか分からないけど、成長したブライオニーの演技が淡々としてた事が感情移入の妨げになったかも。
マカヴォイ様がめちゃくちゃイケメンんん♡♡♡彼のノーマル演技を初めて観たかも!私の知る彼はいつもどこか狂ってましたからね。またそれが好きなんですけれど♡
ベネ様も登場してテンション上がった!!!
全体的にミュージックがいいなぁ♪と思ったらアカデミー賞で作曲賞を授賞されてるのですね。納得!
浜辺に30万人のイギリス兵…と来れば…!?直ぐに察しがついた。ノーラン監督の『ダンケルク』を観てたので理解できる部分が多くて良かった。
戦時中という設定も、ただでさえ悲しいストーリーによりリアリティを与えていた。
観てて楽しい映画じゃなかったけど、キャストが豪華ってだけで素敵な作品に仕上がっている。オチといえるオチが物語の終盤に待っていた事も忘れられない。
悲しい物語はなぜ、映像を通すとこうも綺麗な印象を残すのでしょうね…