つぐないのひろゆきのレビュー・感想・評価

１３歳の少女のつぐない

色欲に目覚めた少女の罪は、決して消すことができず、そして、真実は絶望や喪失感のみを湧き起こさせ、決して満足感や希望を与えることはないのだと知った。現実とは、かくも哀しく虚しいのだ。

戦争という時代背景の中で、単に小説や芝居が好きな少女の話と思っていたけれど、見ていくうちに、どんどん引き込まれていった。パラレルワールドがおもしろい。