このレビューはネタバレを含みます
タイトルの意味がラスト10分でわかる。
幼かった では許されない重すぎる罪。
シアーシャ・ローナンの初アカデミーノミネート作で以前から気になっていたので鑑賞。久々に心をえぐられる恋愛映画を観た気がします。
とにもかくにもロビーが可哀そうすぎる。ブライオニーは、彼に恋をしていて彼がどんな人か良く知っていたはずなのに.... 冒頭にも書きましたが彼女のやったことは正直、償えるものではないと思います。そして、ブライオニーは彼女の小説の最後をハッピーエンドに書き換えました。しかしそれは「つぐない」でしょうか。単に彼女の心の奥底にへばりついて離れない罪悪感をぬぐりとりたかっただけじゃないのか。彼の人生を無茶苦茶にしたのだから、その責任を取って彼の死をありのままの姿で小説にかくべきだったと思います。自分の罪によって招かれた悲惨な死を。それこそが彼と姉へのつぐないだと思う。
すごく良い作品だけど、心に響きすぎて2回目見れないかもなぁ......