韓流スター、クォン・サンウの
甘く切ない青春ラブストーリー‥
などと謳われてるが、
原題は「マルチュク通り残酷史」。
詩人でもあるユハ監督の自伝的体験談を
元に作られた映画。
暴力や流血シーン多めで
初めて見た時は衝撃的だった。
でも見れば見るほど、時代背景なども
わかって泣けてしまう。
舞台は1978年、軍事政権下の韓国。
校内暴力や体罰だらけの高校に
転校してきた主人公の友情や初恋、
成長を描いている。
初恋相手役のハンガインは、超美人。
2人のシーンは可愛らしく美しい。
(後にサンウと「悲しき恋歌」で共演する
ヨンジョンフンの奥様に。)
サンウは大抵アクションシーンを
ほぼ自身で行うのだが、
この撮影では怪我だらけで、
よく最後まで耐えたと思う。
特にラスト30分は必見。
鍛え抜くシーンもヌンチャクシーンも
俳優の域を超えているかも。
暴力シーンは好きではないが、
この映画では、主人公の気持ちが
ひしひし伝わってきて涙‥。
クォン・サンウの代表作のひとつ。