タナキク

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎のタナキクのレビュー・感想・評価

4.0
シリーズ30作目の鑑賞。昭和の時代も終盤になってきた作品です。
今回の作品はなんといっても若き日の沢田研二さんが見どころです。
動物園の飼育員、恋に対しては引っ込み思案というシャイな性格が見た目の2枚目を更に引き立てます。
寅さんがマドンナ役の田中裕子さんとの間を取り持ちつつ自らも淡い感情を醸し出すシーンが何とも切なくほろ苦い感じです。
ラストの展開は分かりつつも結ばれる2人と旅立つ寅さんには胸を打たれます。
1作目から順を追って見ていると出演者の皆も時代の経過と年齢を感じますがそれがまた良い雰囲気を出しています。
やはり寅さんシリーズは日本映画史の宝ですね。
タナキク

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