温泉たまご

ネイビーシールズの温泉たまごのレビュー・感想・評価

ネイビーシールズ(2012年製作の映画)
3.6
2021-16

医師を装ってコスタリカに潜入していたCIAの女性エージェントが何者かに拉致された。すぐさま、“NAVY SEALS”のチーム7が出動し、敵のアジトを急襲。それをきっかけにイスラム系テロリストによる全世界規模のテロ計画が判明し、彼らに再び出動が命じられる───。


冒頭から手に汗握る展開で、スピードも早く飽きることない感じだった。テロがいかに恐ろしいか、アメリカはそんなテロとどう戦っているのかが分かる。

お話自体はフィクションだけれど、演じているかたが数名実際のSEALDs隊員だったり、実際の武器を使って演出していたりするとのことで、戦闘シーンはとてもリアルに感じる。中でも私は、水中へ隠れながら進むあのシーンがすごいと思った。(序盤の奪還編)音を立てずに相手を減らしていくのがとてもうまい。足音もほとんどしないし、水を含んだ服はかなり重いのに、それを感じさせない動き。
どんな訓練を重ねているんだろう、とても想像はできない。
あと、ところどころ一人称視点(兵士がつけてるヘッドカメラ?のようなものからの視点?)で見られるから臨場感があるし、静寂の中での息遣いがより緊張感を与えてくれる。


ただ戦争や軍もののお話でありがちな、“誰が誰か分かりにくい”っていう面はやはりあったかな。軍服はみんな同じだし、装備のせいでそうなってしまうのはしかたないところではあるけれど。
あと、フラグが立ちすぎている(立てすぎている?)ので、結末が読めてしまった。