南森まち

ペーパー・ムーンの南森まちのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
5.0
詐欺師のモーゼと、みなし子アディのコメディ・ロードムービー。
モーゼは元恋人の娘・アディを親戚の元へ連れて行くことになる。
最初は早く引き離そうとしていたモーゼだが、口達者で機転の効くアディが詐欺を助けて二人は絆が生まれていく。
様々な詐欺を繰り返したり、ストリッパーの女性をナンパしたりしながら、二人の別れが近づいていく・・・。

気だるそうにマッチでタバコをくゆらすアディ役のテータム・オニールの演技に目が釘付けになる。
本当の親子である主演二人の丁々発止のやり取りと、ベタな展開だけどほろっとくる展開が気持ちいい。

「そうさ、これはただの紙で出来た月さ 段ボールで作った海の上を進む
でもあなたが信じてくれるなら これは作り物なんかじゃなくなるよ…」
挿入歌 / It's Only a Paper Moon