この物語に感動してはならない…
原作漫画は既読。
国の法律によりランダムに選ばれた若者が死ぬ。
死ぬ24時間前に前もって当事者に告知し、その後どう生きるかを追う。
こう聞くとお涙頂戴の感動物語に思えるが、その実態は国による理不尽な無差別殺人。
死を目前とした若者のドラマに感動してしまっては奴らの思う壺。
これは一方的に定められた法律に翻弄される怒りの物語。
感動の涙ではなく、悔し涙が正解の異質な映画です。
この法律が作られた真の理由が原作のラストで明かされるのですがとんでもない胸糞です。
それを知った上で見るとゾッとする映画にもなります。
気になる方はそちらも読んでみて下さい。