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残酷人喰大陸のizuのレビュー・感想・評価

残酷人喰大陸(1974年製作の映画)
3.5
残酷蛆喰大陸。

日本人監督、日本語ナレーションのモンド映画。

※モンド映画につきレビュー閲覧注意。

パプアニューギニアを舞台に、クククク族なる部族を中心に、そのあたりの生態・風習をカメラに収め、解説を入れた内容。

イタリア映画という事もあるのか、名作「食人族」を彷彿とさせるようなどこか似た雰囲気があり、そういった雰囲気が好きな人は更に楽しめそう。

部族抗争の犠牲となった男の死体と小屋に籠り、死体を燻し、湧いた蛆をつまんでは食べ、つまんでは食べ...を繰り返す妻。これはクククク族の風習らしい。
他にも、親族の死体から出た液体を体に塗りたくるという風葬など、’’死体’’に関わる風習が多く、死体スキーの皆様なら間違いなくハッピッピーな映像が冒頭15分くらいで全部やってくれて非常に満足。

植物の針で顔に墨を挿れたり(スーパー痛そう)、鼻に串を刺し穴を開ける’’成人式’’だったりと残酷映像面でも結構面白いし、部族の風習などの説明・解説も「へ~」となるものばかりで結構面白かったです。
グロに関係の無いものだと、ジャングルの奥地で暮らす彼らにとっては’’貝殻’’は当然貴重品。貴重品にはそれ相応の使い方をしよう!とのこので貴重品(オチンテン)を隠す、いわば下着のような使い方をするのはちょっと面白かったです。
が.........。

まさかの63分で再生不可。
DVDに2回ダビングしても1時間3分で止まるのでデッキで直接再生したけどやっぱりその時間で切れました。私もキレました。

まあ死体ワッショイな風習を出し惜しみせず、蛆喰いもなんなら3分でやってくれるしで私的にはそれだけで満足するくらいだったんですがわりと悲しいです。裏面には指切断儀式、ワニに喰われる男、とか書かれてて、1時間あたりだと(私がそんなシーンを見逃してるような相当のアホじゃない限り)無かったので、ちょっと勿体ない気持ちになりました。

あ、ちなみに人喰大陸!とか言いながら直接人喰してる描写は(63分までは)無く、裏面に「これが人喰いの現場だ!」というシーンも「本当にまぢ危なかったから流石にギリギリの所まで撮ってにげたよ。」って言って人肉むちゃむちゃとかは映されてませんでした。(腕は焼いてた)

視聴 2024年9月29日
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