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ギルバート・グレイプのKeyのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.1
毎年、町を通過するトレーラーの群れを見に行く
のが楽しみなアニーは、知的障害のある天真爛漫な男の子。
もうすぐ18歳になるアニーと兄のギルバートは
今年もトレーラーを見にやってきた。

町はずれに住むアニーは、妹エレンと姉のエミー
兄のギルバートと大きなお母さんの5人暮らし。
お父さんは他界し、お母さんは身体が大き過ぎて
立ち上がることすら一苦労。

働くことすら出来ない彼女の代わりに、みんなが家事を手伝い、
町の小さな食料品店で働くギルバートが家族を支えていた。

銀色に輝くトレーラー達に大ハシャギで喜ぶ
アニー、その中の一台が突然煙を吐き出しながら路肩にとまった。
故障したトレーラーを修理するために、町に留まることになったお婆ちゃんと孫娘のベッキー。

町の外から来たベッキーに町のみんなは興味深々
アニーとギルバートも飾らない素直な彼女に段々と惹かれていく。


久し振りの鑑賞です。
たま〜に観たくなる、すごく好きな映画です。
ディカプリオ演じるアニーがとっても魅力的♪
色々やらかしてくれるんだけれども、
あの笑顔と笑い方にツイツイこっちまで笑顔になってしまう。

ディカプリオはブラッドダイアモンド辺りから
凄く演技派になったなぁと思ってたけど、
もともと上手なんだなと、改めて思いました。
他にアニーの役をあんなに魅力的に演じれる人はいないのでは?

そしてジョニー・デップ演じるギルバートが
もう、いいお兄ちゃん過ぎて、、泣
何度給水塔に登っても、周りに頭を下げ
アニーを優しく諭してあげる、自分だったら
できるかなぁ。。
誰にでも優しく接することができるギルバートが
大好きです。

ジュリエット・ルイス演じるベッキーも素敵。
アニーのお母さんに会った時も
「昔はこんなでは…」と話すお母さんに
私も「私も昔からこうでは…」と返す、とても
チャーミングで心優しい女の子。

とにかく、キャストとがとても魅力的なので
いつまでも観ていたいと思わせてくれる。
ゆっくりと流れる時間の中で、ゆったりとストーリーが過ぎてゆく。
とても温かい気持ちになり、とても気持ちが安らぐ。そんな素敵な映画です。
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