君と一緒に大地に根を張って生きたい。
神出鬼没。
姿無く襲いかかる恐怖は犯罪者すら恐れ
思わず警察に電話をかけてしまうほど…
殺し屋と言われ、想像するのはやっぱりレオン！
そして傍にいるのはパッツンボブのマチルダ。
それ程までに強烈な印象を残す。
19歳から殺し屋稼業についたレオン。
普通の生活を送ってこなかった彼は、皆とは感覚がズレている。
寝る時は片目を開けて、人との関わりを避けていたからか精神年齢は少年のまま止まっているかの様。
植物を愛し、牛乳は毎日、映画館で目を輝かして
”雨に唄えば”を観るシーンはとても微笑ましい。
そんな純粋な心を持ったレオンだが、帽子を被り
サングラスをかけ仕事モードに入ると、別人の様に歩き方も変わり冷血な殺し屋へと変貌する。
そのギャップが素敵です。
そんなレオンと師弟関係になり、恋い焦がれるのは12歳のマチルダ。
時折見せるドキッとする目線、そして大人びた仕草。「もう大人よ。あとは年をとるだけ」その言葉の通り中身は立派なレディ。
しかし大人の様に振舞いながらも、子供らしくはしゃぐ可愛らしさ、そのギャップにもドキドキです。
そして強烈な印象を残すのが、ゲイリー・オールドマン演じるスタンフィールド。
ドラッグをキメる前からいっちゃってる彼の狂った姿は狂気を感じ、ドラッグを噛むシーンはずっと心に残っているシーンです…
年齢よりずっと大人びたマチルダと年齢よりずっと純粋なレオン。
そんな2人だったから惹かれあったのかも。
2人の微妙な距離感と師弟関係が堪らなく愛おしく、胸がギュッと締め付けられる今作。
いつ観ても何度観ても、やはり名作です！
