さーすぃ

ギルバート・グレイプのさーすぃのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.5
心にじーんと来るとても素敵な映画だった。序盤は主人公がただただ大変な思いをしていて辛かった。母も夫がいなくなって辛かったというのはよくわかる、よく分かるよ。でも主人公と妹に全て押し付けて、依存して、結果自由を奪ってしまっている。弟も障がいがあるから人に迷惑をかけることは仕方ないし、何も悪くないのはわかる。わかるからこそ主人公は弟を責められないし一人だけすり減ってしまう。そんな主人公の境遇を理解して肯定してくれるベッキーが現れてくれて良かった。
ラストシーンとても良かった。母親の気持ちや自分の愛が守られる最善の選択だったと思う。

そしてレオナルドディカプリオの演技が凄すぎて…なんかもう演じてるんじゃなくてその人そのものみたいな感じだった。これが名俳優である所以なんだなって心から思った。
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