しん

ギルバート・グレイプのしんのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
3.5
若き日のジョニーデップとディカプリオをスクリーンで観たいという本懐は遂げられましたが、作品自体はまあ合いませんでした。

観終わったあとの胸糞の悪さ。

エンドロールが終わり、劇場が明るくなって立ち上がる時間、マジで良かった!とか、良すぎたとかの感想が方々から聞こえてくるわけだけど、全然共感できずどんよりしながら劇場を後にしました。

ジャンル映画の中でもヒューマンドラマが特に好きで、そのヒューマンドラマに起伏やオチなんて別に求めておらず、会話劇から繰り出される優しい言葉を拾ったりだとか、風景やサントラに感激したりとか、そういう小さなほっこりを求めて見ることが多いけど、本作はいつになってもなんだか自由になれないギルバートがそこにいるだけで陰陰滅々とした気持ちになりました。

ギルバートに感情移入する、というよりは、ギルバートの自由を願うひとの目線で観てたからこの感想になっちゃったけど、名作と言われているから良い映画なんだろうな。

劇中流れる音楽は好みでした。
またいつか落ち着いて観ます。
しん

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