自分の命を守るため、幼いながらも必死に生きてきた少女が"小さな怪物"と言われてしまうむごさ。
彼女を近くで見てきたヨンナムからしたら、第三者から放たれる"小さな怪物"という言葉の残酷さは計り知れなかっただろうと思う。
誰がその怪物を作ったのだ、なぜ怪物になるまで外野は放っておいたのだ、少女のある側面しか知らない人間が何勝手に怪物と評価しているのだと。
新人警官からその言葉を聞いた瞬間のヨンナムは絶望したんじゃなかろうか。悔しかったんじゃなかろうか。
この村で生きても希望は無い
彼女を救ってくれる人はいない
車を降りることを決意した彼女の覚悟を思うとどうしても涙してしまう。
観る前と観た後とでタイトルの意味が違って見えます。