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ギルバート・グレイプののこっとのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.0
何度見たか分からない映画だけど、午前10時の映画祭で再上映ということで、映画館で初めての鑑賞です。自分の生まれ年のこの映画を映画館で観れる日がきたことが嬉しいです。

観ていて苦しくなる映画。
でもラストは明るく終わっているのかな。
登場人物の感情がリアル。

ギルバートが弟の面倒を見るために田舎に縛られていることに悩む。そこであちこちを旅するベッキーと出会う。ベッキーとの会話での「あなたは何がしたいの?」って。「歳をとることで容姿も変わってくる。何をやったかが重要なんだ」って言っている。ここがすごく心に響いた。自分の心に正直にやりたいことをやれるのならばいいのかもしれない。それがこのような映画や物語のなかの綺麗事だったりするのかも。自分は我慢して今の現状に留まっているんだって。その苦悩みたいなものって本当に難しいものなんだろうなぁと。

この映画を改めて観て、結局ギルバートの気持ちってこれで解消されたのだろうかと思う点も出てきた。弟を殴った時、観てるこちらとしては共感ができた。そんな葛藤がこれからも続くことはないのだろうか。と、考えながらも映画はラストハッピーエンド感で終わるので、その雰囲気に流されるまま私は泣いていました。


この映画のレビューを観ていてよく出てくるのが、レオ様の演技の素晴らしさ。改めて観て、本当にすごい。演技とは思えないもんなぁ。

そして!なによりもジョニーのかっこよさに惚れ惚れしてしまう。。。若いなぁ〜。どの時代もかっこいいけど、30代の男性好きの私として、もしかしたらこの時代が1番好きなのかもと…
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