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オッペンハイマーののこっとのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

こんなに泣いてる人いないかも…って思うくらい私は泣いてた。小学生の頃から平和学習というものをさせられて、原爆の話を聞いたり写真を見たりしてきた。それらを全て思い出した。爆弾実験に成功し、盛り上がるアメリカの裏で苦しんだ民間人がたくさんいることを知ってるから、その映像がこの作品の中になくても想像してしまった。

「物理学の300年の集大成が、大量破壊兵器か」っていう台詞が一番心に響いた。TENETで知識に逆行はできないということを示していたノーランがここに繋がるのかなと考えた。得た知識を戻すことはできない。学んでしまったから、このような結果を生んでしまった。

普段の戦争映画とは別の角度から戦争のことを考えさせてくれたのかなって思う。
戦争が過去のものではなく身近になりつつある今、アカデミー賞作品賞を受賞して注目を浴びたことで、戦争について改めて考え直すきっかけになったのではないかなと思う。というか、そうあって欲しいなと願う。

IMAXで観るかどうか問題について。今回通常スクリーンで観たけど、私は十分だった。爆発シーンとかでIMAXだともう少し画面広く見えて良いかもなぁって思うとこはあったので、次はIMAXで観てみようかなって気もするけど、そこまでこだわりないなら良いんかもなって感じだった。

あと、予習があった方が…っていうのは、確かに人物とかを知ってれば、より理解しやすいとは思う。ただそれよりも原爆投下あたりの第二次世界大戦の流れを知ってる方がいいのかなって気もする。自分は見ていてもっと量子力学とかの知識あったらなぁと思ったけど
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