ヨーロッパの監督であるラッセ・ハルストレムだからこそ憧れ混じりに撮れた、本当のアメリカ以上に美しいアメリカの風景。
家族想いで無骨な優しさを持つ長男。
彼は障害を持ち急に居なくなる弟、太り過ぎて動けない母親を持ち、田舎の閉塞感から抜け出したいが現実は厳しい。そのジレンマを抱えた役を最高のクオリティで演じるジョニー・デップ。
この映画を語る時に、若きディカプリオの演技が絶賛されがちだが本作のジョニーデップは、後々ジャックスパローとかティムバートン作品で奇抜メイクばっかしてる印象になってしまった彼のベストアクトだと思う。
アーニーの誕生日に仲直りするシーンから先は涙が出っ放しでした。
