実は見る機会がなくて初見だったのです。
アメリカの田舎町で知的障害を持つ弟（レオナルド・ディカプリオ）と過食症を病む母親の面倒を見ているギルバート（ジョニー・デップ）の前に、トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーが現れる。ベッキーの出現に何かが少しずつ変わっていく。
閉塞感たっぷりで家族のために自分の感情さえ殺してしまった主人公の葛藤をジョニデが上手く演じてます。
見終わった後に感想をシェアしたくなる映画でした。
ディカプリオの演技も凄い。
ベッキーがギルバートにカマキリの交尾の話をするシーン。
そのオスが、主人公ギルバートに重なりました。
家族のために人生を捕食されちゃう運命なのかなって。
でも意外にもラストは違う運命へギルバートを運んだのですね。
でも間違いないことは、どの人生もギルバートが選んだものだということ。優しくて真面目でちょっと不器用なギルバート・グレイプ、堪えきれず弟に手をあげてしまった後に涙するシーンでグッと来ました。
