8g

蛇の道の8gのレビュー・感想・評価

蛇の道(1998年製作の映画)
2.7
娘がスナッフビデオのために殺された男・宮下(香川照之)は、塾講師の新島(哀川翔)の協力で犯人を拉致軟禁する。しかし主犯は別にいると聞き、また別の男を拉致していって…。

直接的な暴力描写はないです!! 子どもがひどい目に遭ってるのを想起させる音声とかもない。
展開が読めないからずっと緊張感がある。でも絶妙に笑える。みんな真顔だからかな。
マンガみたいなコメットさんとか本当に意味が通ってるのか分からない方程式とか、最後のやたら音が軽い打撲音とかがたまらない。

「あんたが一番嫌いだ」「俺は見たよ」
腹の読めないオム・ファタル哀川翔が良かった。白々しい優しさ。謎の度胸。オチでその覚悟の理由が分かるのも良い。新島さんが神様みたいに全てを操っていた。
最後のビデオを見る香川照之の演技が本当に凄かった。よくあんな顔と声できるな。
8g

8g