ベジータ

蛇の道のベジータのレビュー・感想・評価

蛇の道(1998年製作の映画)
4.0
これは「CURE」に並ぶ程の名作。

相変わらず黒沢清監督のジメジメとしていて同時に寒気も感じてくるあの独特の映像作りが最高すぎるんよ。

相変わらず廃墟が多く登場して画面の色彩はほぼグレー。
これは廃墟好きにはたまらん。

それ故ジャケットにもなってるゴルフ場のシーンの鮮やかな緑がより印象的に感じられるのは流石。

狂った香川照之の演技が怖すぎる。
そして人間味を感じない哀川翔の演技も別のベクトルで怖い。

誰が娘を殺したのか?
先が気になるストーリー。
真相ははっきりしない。
しかしそれとは別に意外な展開。

あのラストの香川照之の演技。
人間って壊れた時、ホントにあんな反応になるんだろうか?
いやー怖かった。

これは柴咲コウ版も気になる。

2024年49本目
ベジータ

ベジータ