大島育宙

蛇の道の大島育宙のレビュー・感想・評価

蛇の道(1998年製作の映画)
3.8
黒沢清本人が言う通り、高橋洋の映画だわ!

哀川翔のトンチキなかっこよさ
香川照之よりやや初々しい繊細演技
リメイク版には希薄なバディ感。

工業製品っぽく量産されてた頃の
職人監督としての黒沢清の味が
リメイク版と比較するとよくわかる。
リメイク版は黒沢清色全開なことがわかる。

微差としては
柴咲コウの精神科医より
哀川翔の謎数学教師の方が
トンチキミステリアスでオモシロいけど、
リアリティとシリアスさはない。

監禁した恨み人に
持っていく食事がリメイク版よりも
ドロドロしてるし、
わざと床に落としてから食わせる前に
香川照之が嫌なことするのが不快で良い。