がんさ

大魔神のがんさのレビュー・感想・評価

大魔神(1966年製作の映画)
3.0
youtubeの無料公開にて。

下剋上の戦国乱世を、巨人(魔神)が蹂躙するお話…外れてはいないw

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筋は王道。戦国の常である下剋上にあい、命からがら逃げ延びた城主の子ら(兄妹)が、復讐の機会をうかがう…

しかしこの筋に、極めて高いリアリティのレベルを保って、巨人が人を蹂躙するシーンへが繋がってくる。

この映像の実現に、多くの特撮的な工夫が盛り込まれていることを知り、大変感銘を受けた。

※特撮の解説、調べてみるのおすすめ!面白いですよ!工夫の一つひとつは、説明を聞けばイメージできる。だからこそ、その発想の妙まで少しだけ感じさせてもらえるて…贅沢w

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技術もさることながら、怒れる神の振る舞いも好き。建築を破壊し、人を踏みつけ…磔にされていた元城主の子(兄)の前に出るや、

通行の邪魔だったのか?十字架ごと、子(兄)を薙ぎ倒した!神は無慈悲なのだ!

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そして妹の小笹(こざさ)が何とも健気で…※兄の名前は忘れた。

大魔神が、明らかな妹贔屓なのも仕方がない。ただ健気さに惑わされそうになるが、よくよく思い返すと、彼女が巨人をけしかけたようにも…汗

小笹役の高田美和さん、
大映の看板女優なのだとか。昔は映画製作って劇団的なシステムだったのですかね?あ、今も〇〇組ってあるか…

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世界観を底支えする音楽、精巧なミニチュアも相まって※巨人のスケール設定にも工夫がある。

充実感を得られること請け合いですのでぜひ!上映時間も短いよ^^


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ルック1.0
シナリオ0.5
役者1.0
深度0.5
がんさ

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