大魔神の作品情報・感想・評価

「大魔神」に投稿された感想・評価

ずっと気になってた大魔神やっと見れた。
日本の特撮技術は凄いと改めて思った。
mutuzo

mutuzoの感想・評価

3.7
DVD整理で見つけました。
米国版 3部作セット 英語字幕入り。

これぞ 映画の醍醐味!
高田美和、藤巻潤共演の特撮時代劇決定版。

西洋のゴーレム伝説に着想を得て、日本の魔神伝説を合わせたもの。

今見ても全く色あせていません。むしろ不思議なくらい新鮮な感じさえする作品です。

戦国時代、丹波の国の領主 花房家は、家老の謀反により、幼い子供の兄妹二人を残して惨殺される。
忠臣の小源太とともに幼い二人は、魔神の山に逃げ込む。
幼い忠文と小笹は、武神像の祀られる山で育つが、領民たちは家老の圧政に苦しんでいた…

当時 大映が巨額の制作費を投じて製作した特撮作品。
光と陰の使い方がとても素晴らしい。
また、単なる特撮にとどまらず、人間ドラマとしても見所ありです。

伊福部昭氏の音楽が作品を盛り上げます。

ラスト20分 大魔神が暴れるシーンは圧巻です。
当時 最高だった特撮技術の粋を集めた名場面を堪能できます。
幼少の頃に夏休みや冬休みの夕方頃テレビで何度か見た記憶が。
惨たらしく情念と怨念に満ち、強烈に刷り込まれた作品だったはず。

新文芸坐の大映女優祭、フューチャリング高田美和でのスクリーン上映。
仕事のストレスがマグマのように溜まる毎日に楔を打つべく、おそらくスクリーンで観る機会も二度と無かろうとラスト一本回に参加。
ついでにお布施として願掛けとして、友の会にも入会してみた。

隣の推定80オーバーのお婆ちゃんが、紙パックの牛乳を最後の一滴まで逃すまいと、パックをペチャンコにして、歯磨き粉をひねり出すように一心不乱に祈りを捧げるが如くチュウチュウと吸い続けていたのだが、その眼はスクリーンを見つめることは無く瞑想するかのようにきっちり閉じられていた。

そう、魔神登場まではちっとも面白くないのだ!
お婆ちゃんは何度となく本作を見て、ここは見なくていい事を十分に知っているのだろう。
または、過ぎた時に思いを馳せていたのかもしれない。
いや、彼女こそ魔神の覚醒を促すシャーマンだったのかもしれない。

特撮映画の記念碑となるクライマックスには恣意的に盛り上がっておくしかなかった。
魔神の眼の演技には感服。
民衆の怒りとアニミズムの結晶を炎の如く浮かび上がらせていたのだった。

お婆ちゃん、フィルマやってたら是非イイネとフォローお願いします。

2018劇場鑑賞14本目
村人を守る巨大な石像を描いた安田公義監督作品。城破壊シーンの特撮が見事。ゆっくりと崩れ落ちる瓦屋根の場面が美しい。魔神が動き出すまでに一時間ほど焦らされるストーリーに特撮映画ファンの好みも分かれるのでは。併映作品は雪女の伝説を新たな解釈から描いた『怪談 雪女郎』。
ひこ

ひこの感想・評価

3.0
大魔神いつ動き出すのー????ってすごくなりながら見てました(笑)
虐げられる民衆と姫様の涙ですね

当時(昭和41年位でしたか)にすればきっと凄かったんでしょうね…
nori007

nori007の感想・評価

2.7
民が極悪な圧政によって苦しめられる様子は北朝鮮の映画「プルガサリ」に似ている。
なのでもしかしたら「プルガサリ」のベースになったのかもしれない。
「大魔神」は、ほぼ9割は民衆が苦しめられてるだけなので正直面白さはない。
ただ年代を考えると大魔神というあのインパクトある存在を作り出したというのがすごい。4.5メートルというわりとリアルな大きさが逆に怖いというw
最後の最後にホゲーーと観客も驚くという映画である。なので50年前に制作された時代性も含めいい作品なのかもしれない。
それが20年後に「プルガサリ」に繋がっていくと考えればとても正常進化に思える。
ケイコ

ケイコの感想・評価

3.0
いや〜引っ張るよね〜。
最後の最後にやっと御大登場です。
怒った顔が鹿賀丈史に似てる。
10年も潜伏してて何の策もなく失敗しまくる若様御一行に、前半はちょっとイライラしてしまいました。
虐げられた被支配層の民が物言わぬ神に自らを捨てた時、沈黙を破り目覚める魔神。そこからの怒涛のカタルシス。

舞台は戦国時代だけども、像に打ち込まれた楔や十字架、暴れまわる大魔神とその最後はクレタ島のタロスとも重なる、普遍的な神の裁きである。

大魔神自体は4.5mと他の作品の巨大生物と比べればかなり小さいと言っていいだろうけど、作中ではそれを感じさせない特撮やカメラワークの素晴らしさ。
逆にカットによっては実物より巨大になっている部分もあるけど、「ハイパー化」の一種かなと思っている。
大魔人動き出すまでに69分!本編83分しかないのに!どんだけ自信のあるスクリプトやねん!しかもうら若き乙女しか言うこときかないとかもうね。

姫君かわいい。左右のまゆの高さがきになるけど

それにしても伊福部先生には感服仕ります
顔が緑で怖い顔してる割に、美人に滅法弱い(笑)名もなき大魔神様のことを、
大魔神“ハルク”さまと名付けましょう。
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