忘却→憑依→統合を通した(ピーター→ルークへの)人格の成長。
この作品もまさに『マスク』や『マン・オンザ・ムーン』の延長にある、いかにもなジムキャリー映画。
(ジムキャリー作品には"憑依"というテーマが共通している気がしてならない)
過去は決して戻らない。元通り取り戻せたかのような感触も幻想に過ぎない。
だからこそ、町の人々に共有された喪失の記憶が国民の記憶へと接続されるダイナミズムが何かを失った人々の人生を前進させる。
赤狩り真っ只中のアメリカの閉塞感って実際はどんなものだったんだろう、、、
見応えがある良作ハリウッドって感じで最高