長い人生の一部を淡々と切り取るような作品は好きです。
特に大きな事件が起こるわけでもなく。
ニューシネマパラダイスを観た時の余韻に似てるかな。話は全然違うけど。
頑固な白人ユダヤ人のお婆さんデイジーと、優しく寛容でありながら、強い意志を持つ黒人運転手のホーク。
人種差別があからさまな時代に、微妙な距離感を保ちながら徐々に徐々に心を通わせていく2人。
デイジーがベストフレンドだと、手を握るシーン、じんわり来ました。
そして、ラストの感謝祭のパイを食べるシーン。
人種、年齢、性別、育った環境、いろいろ違いはあっても、人はベストフレンドになれるはず。
そんな気持ちになる良い映画でした。