1990年のアカデミー作品賞でありその他9部門でノミネート結果的に4つのオスカーを獲得したハートウォーミングな物語だ。
2019年の作品賞である「グリーンブック」に似たような雰囲気やエピソードも若干あるが、今作は温かみのある優しい雰囲気になっており、所々に黒人問題も絡めているがこの時代には鋭いメスを入れる作品は皆無だったので、当たり障りのないというか、優しい物語になっている。
この年代のアカデミーは正に今作の様に心が温まる作品が目白押しでトレンドとなっていたため作品賞を取れたとも言える。
言い方は悪いが、現代に同じような映画が作られていたらモーガン・フリーマンのアイドル映画の様に取られてしまっていただろう。
総評としては、作品としては温かく疲れている時や荒んでいる時にはオススメの映画で99分という短さのおかげで楽に見れるので状況次第ではオススメの1作だ。