初、空族映画。
空族って、、日本の映画制作集団らしい。そのメンバーの「サウダージ」「バンコクナイツ」などの富田克也監督の初期作。
カタギ以上、ヤクザ未満。
パチスロ、サラ金、ラブホ、、2007年頃、甲府市あたりの国道20号線沿い。地方都市の幹線道路沿いの見慣れた風景。
そこに住む、元暴走族?たち。
彼らの夢見る、「ここではないどこか」に繋がっているはずの道路なのに、その先へは進まず、横切るばかり。その風景はいつまでも変わらない、、。
金がなくても、いつでもお金を引き出せるサラ金のATMがあちこちにあって、まともな仕事をしないで、シンナーで現実逃避しパチスロに貢ぎ、借金が膨らむ、、負の連鎖から抜け出せない彼らのリアルな姿。
痛い話なのに時折ユーモアを感じるのは、彼らがホンマもんの悪党になりきれない小悪党だからか?方言での喋くりのせいか、、?
でも、彼らの生き方の不器用さ、生き辛さに息がつまる^^;
面白かった。
やっぱり「サウダージ」が観たくなったな^_^