ロミ

フランケンシュタインのロミのレビュー・感想・評価

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)
4.0
フランケンシュタインの作者メアリーシェリーを描いた映画[メアリーの総て]を見て原作を読みたいと思い図書館予約。
でも、本が手に入る前に本作を見てしまいました。
1931年に作られたモノクロ。
このフランケンシュタインのタイトルは子供の頃から聞いていて、恐ろしい人造人間との認識でそれ以上を知ろうともしませんでした。

先日、[海と毒薬]も配信で見たばかり。
医学の発展の為なら人体に傷を付けるのは当たり前。
子供の頃、心臓移植をライブで心音を聞いた記憶がある。生体間移植は今じゃ特別な事では無くなっている。


ネタバレ
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本作では死者を甦らせる実験をしている。
その手を下したのが、後にフランケンシュタインと呼ばれる人(フランケンシュタイン卿の娘婿に後になる)

墓場から死体を掘り上げ何体かのパーツを縫い合わせて人造人間を作る(脳は医学生の実験授業から盗む)
この脳が凶悪犯の脳だった。

嵐の夜、雷鳴と共に雷の電圧を使い人造人間が誕生する。
作り上げた科学者が椅子に座る事を教え込む、そして、この強要がだんだん仇になり言う事をきかない。すると鞭で打たれたり松明で脅かし静かにさせようと。
そんな事から逃げ出す人造人間、彼には名はない。罪も無い。

途中で出会った小さな女の子。
恐怖を感じなく、お花を上げたり、2人で水にお花を浮かべたり、ほのぼのした時間を持つが、この人造人間は女の子もお花のように浮かばせたかったのか、いきなり池に投げ入れてしまい、女の子の命を奪ってしまう。なんだか物悲しい。(死から甦った者と幼い無垢な命の対比)

女の子のお父さんは、女の子を抱き上げ復讐をフランケンシュタイン卿に頼むだよね。

さぁそれから村中の人が人造人間を探すの。捕えるために。
そして、追い詰めて・・後は書けないよ。悲し過ぎて。


私の大好きな映画[ロッキーホラーショー]のロッキーは人造人間。この映画の影響ですね。パロディになるのかなぁ。

本作は、その後の映画に影響をもたらせた作品である事間違い無し!

フランケンシュタインの原作を早く読みたい。
ロミ

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