栁夛一

フランケンシュタインの栁夛一のレビュー・感想・評価

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)
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USJのお土産売り場で一部が流れてて、子供心に凄く怖かった記憶がある。
実際は原作のように、命を創造する身勝手さへの責任だったり、それによって生まれてしまった者の苦悩が描かれている。一応は科学者によって生み出された怪物の話ではあるが、よく考えたら僕たちだって自分の選択によって生まれたわけではないので、色々と考えさせられますね。英語だと"私は産まれた"も"I was born"="私は産み出された"と受け身ですからね。

1930年代とかなり古い作品であるにも関わらず、セットやメイク、それに伴う演出が凝ってる。加えて怪物役のポリス・カーロフの文字通り怪演が見所。『LEON』の映画館のシーンが好きな人とかはハマるんじゃないでしょうか。

湖のほとりで怪物と女の子が戯れるシーンが微笑ましいというか、後の展開的に悲しい。

本作は地味にシリーズ化されていて、『フランケンシュタインと狼男』というMCUもビックリの豪華共演がなされている。
ダークユニバース?知らん。
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