若大将オーウェン

レイジング・ブルの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

レイジング・ブル(1980年製作の映画)
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初めて見た時はなんて救いのない物語なんだろうと思ったけど、今回は最後は少し救いがあったんだなと思った

モノクロということもありどこか神々しさまで感じさせるボクシングシーン。ジェイク・ラモッタは贖罪のために殴られ続ける。それでもずっと立ち続けた男。

そうしないと彼は自分の罪に耐えられなかったんじゃないか、もっと言えば生きられなかった

そう考えると哀れで悲しい男なのだが

でも妻や弟から逃げられようが、世界チャンピオンから場末のコメディアンになろうが、彼は生き続けたのだなと。

町山さんの解説で波止場が父で、ロッキーとは双子のようなものというのがありなるほどだった