若大将オーウェン

テトリスの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

テトリス(2023年製作の映画)
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テトリスの権利を求めて日本在住のオランダ系アメリカ人がアメリカ、ソ連に飛んでいく

テトリス開発秘話というよりテトリスというお宝をめぐっての国際取引ゲームみたいだった

「AIR」と同じく権利の話になっていて、現代的なテーマだと思った。

テトリス開発者との友情の話になっていくけど、最初は権利を求めてただけだけど、当時のソ連の実情とかを知ってそのために権利を求めるという話をもっとプッシュしてたらグッと来てたと思う(一応描写はそうなっているが)

あとドット絵とかファミコン風の演出も面白いけど、くどく感じた

例えば東京に行くたびに東京のファミコン風画面が出てくるけど、1回出せば分かるし、説明してる時にファミコン風がインサートもあったけど、そこは芝居で見せて良かったんじゃないかとか

長渕剛と志穂美悦子の娘さんが主人公の妻役(!)をしてるのもあってか日本描写はそんなに変ではないし、何より日本語の台詞回しがちゃんとしていたのが好感(なんかレトリックもありましたね)

あとは任天堂の山内社長が本人かと思うほど似てた!笑(ちゃんと関西弁だった)

話を作ってるにしろ飛行機が離陸するところはアルゴみたいで安堵感があったし

最後は伝記映画定番の本人登場で嫌でもあがります