このレビューはネタバレを含みます
5歳のアレクサンドリア役の子役の演技がとてもよかった。ロイの語る世界がとても鮮やかで、現実世界の台詞とときどきリンクするのがちょっとゆるくて素敵だった。
ロイに泣きながら「彼を殺さないで」って言うアレクサンドリア、純粋で胸がつまった。アレクサンドリアを利用しようとして自殺を試みていたけれど罪悪感がまさって心を動かされてるロイ…
「死なないで」よりも「彼を殺さないで」「薬をもってくるから」の方があのときの彼には響いたのだろう、と感じさせる演出だった。
「指で嘘の印をしていたんだ」からの「嘘の印はしていない？」「手を見せて」の流れが、こう、とても無垢で…
「魂を救うつもりか？」「うん」「魂を救うって何かわかる？」「わかんない」みたいなくだりが、アレクサンドリアの無知さ・無邪気さとロイの疲弊した心の違いが映し出されるようで好きです。
