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嫌われ松子の一生のkotomiのレビュー・感想・評価

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)
3.7
ザ・中島哲也。

久々の鑑賞。
最初みたときは、すごい色んな人出てくるけど、ぶっとんでて不気味ってくらいの印象しかなかったのだけど、大人になってからみると、明るくしてくれるからコミカルだけど、バット入る映画だとしみじみ。

松子は誰かに認められたい、といつも思っている。一人でいたくないと思っている。
誰かのために生きている。

さて、誰かのために生きているということは、自分を幸せにしてくれるのは誰なのだろうか、、、、


いつか夫に言われたことを思い出した。
個人的に、人の幸せが自分の幸せだと子供の頃から思っていたし、人に気を遣ったり、情がわいていまって首をつっこみすぎたりしていた。
そんな私を客観的にみて、付き合う前から気にしていたがはっきりとは言わなかったけど、このことを遠まわしにいっていたのだろうなって言葉が沢山ある。
ただ最近になって、はっきりといわれる。

人が幸せにならなかったら、きみの幸せはどうなるのか。
人に合わせていると、よくわからなくなってくるよ。
自分を幸せにできるのは誰?


愛ってもんは難しい。
無情の愛は、自分を捧げるとはやっぱりちょと違うと思う。



松子は最後まで一生懸命だし、希望をもっているのに、不運に巻き込まれる。
ただ、これも言われてはっとしたのだが、こういうのは自分で引き寄せているのだと。
今思えば、その言葉とってもわかるけど、当時はむちゃむかついたなぁ。。。

最終的に自分を幸せにできるのは、
親でも、友でも、恋人でも、家族でもなく、自分なのかもしれない。
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