ジェフ・ゴールドブラムが主演なのだが、日本での知名度はほとんどない作品。
若い天才映画監督と映画制作をすることになった脚本家ダンが、監督の妹ジェニーに惹かれ囚われていく。

中盤までは、魔性の魅力を放つ美少女によって平穏が壊されていくロリータジャンルの定番なのだが、終盤なると死体愛好家コミュニティという悪趣味な世界に足を踏み入れることになる。ここの持っていき方は流石に無理があるのだが、飛躍の試みとしてはかなり好き。

妹ジェニーを演じたリサ・ウォーカーの美少女っぷりは素晴らしい。ショートボブが本当に似合っている。ケツアゴの主張がかなり強めなのでそこは好みが分かれそうだが。

制作している映画が「マッドモンキーの夢」という芸術映画で、ピーター・パンの引用など面白そうな要素は出てきていたのだが、結局映画全体の構造とかには特に機能していない感じがしてもったいない気がした。
それから、若い天才監督を演じたのはデクスター・フレッチャーで、現実で本当に監督として活躍するようになった、という意味での面白さもある作品だった。

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今まで見た映画のリストを作っています。レビューは後で記述します。