masahitotenma

抜き射ち二挺拳銃のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)
3.0
ドン・シーゲル監督の西部劇。
原題:The Duel at Silver Creek (1952)

父を殺され砂金の採掘権を奪われた拳銃の名手ルークがシルバー・シティにやって来る。
同様の採掘権強奪事件が続き、町のタイロン保安官は民警団を組織してギャング団を追跡するが、胸を撃たれて、取り逃がす。
さらに、療養から戻ると、親友のダン老人が殺されていた。
保安官は、自分を倒して名を挙げたいチンピラ、ジョニー・ソンブレロが犯人だと疑ったが、採掘会社を設立したロッドとその妹レイシーは、彼のアリバイ証言をし、ルークが犯人ではと保安官に告げる。
保安官は右手の指が効かなくなり銃を撃てなくなっていたので、尋問してルークが犯人ではないと分かると、用心棒役の助手にする。
やがて夜になり、ジョニー・ソンブレロの相棒ブレイクが保安官を狙撃しようとする…。

~登場人物~
・ "シルバー・キッド"/ルーク・クロムウェル(オーディ・マーフィ):二挺拳銃の名手。ポーカー好き。父を殺され採掘権利を奪われる。
・"ダスティ"/ ジェーン・ファーゴ(スーザン・キャボット):父と2人暮らし。保安官に恋している
・その父ピート(ウォルター・サンド):足が不自由
・"ライトニング"(稲妻)/ タイロン保安官(スティーヴン・マクナリー) :オパルに惚れる。
・ロッド・レイシー(ジェラルド・モーア):採掘権強奪団のボス。
・"オパル"・レイシー/"ブラウン・アイズ"(フェイス・ドマーグ):ロッドの妹?
・ジョニー・ソンブレロ(ユージン・イグレシアス):町のごろつき。早撃ち保安官を倒したがる。
・"ラット・フェイス"/ブレイク(カイル・ジェームズ):ジョニーの相棒。保安官嫌い。
・ティンホーン・バージェス(リー・マーヴィン):町のチンピラの1人。ポーカー好き。

「俺たちの手札は同じだ。君は○○にかなわぬ恋をしてて、俺は君にかなわぬ恋をしている。つまり、同じ手札なのさ。
確かにそうね。
諦めてゲームを降りろ。きっと幸せになる。続けても苦しむだけだ」

物語は保安官のナレーションを交えて進む。
保安官より、彼を助けるオーディー・マーフィーが活躍するが、二挺拳銃の見せ場はない。邦題は「シルバー・クリークの決闘」のままでよかったのではないか。
スーザン・キャボットはお転婆娘役、フェイス・ドマーグは悪女役。
1時間17分と短いのがよいところ。
masahitotenma

masahitotenma