マーくんパパ

武士道残酷物語のマーくんパパのレビュー・感想・評価

武士道残酷物語(1963年製作の映画)
3.3
江戸初期から現代に続く飯倉家の主君に仕えた歴史、武家時代の主君は藩主、明治期以降はお国の為、会社の為と主君は変わっていく。そんな日本人の主家絶対主義の心層を中村錦之助が7役変化で見せる意欲作。1代目だけが藩主の死に殉じて腹を召し武士道家臣として全うするが、それ以降は虐げられ非道な扱いをも受け容れる曲がった武士道史、最後の現代はライバル会社のフィアンセから入札価格情報を盗み出すプチ悪社員でした。